ヴィッツとは
ヴィッツは、コンパクトカーの前身トヨタスターレットの後継車種として、1999年に登場しました。コンパクトカーというジャンルにおいて、マツダデミオやニッサンのマーチなどが存在しましたが、そのデザイン性やトヨタブランドであることからの衝突安全性能・環境性能などの優れた面で、国内・海外を含め大ヒットを収めました。
そして、ヴィッツの登場によりコンパクトカーブームが益々加熱し、他社が続々と同クラスの自動車をリリースするほどヴィッツは日本の自動車産業に影響を与えました。特にホンダのフィットや、ニッサンのマーチ、という3台メーカーの車両を天秤に掛ける特集を当時はいろいろな雑誌で行われていました。
初代は1999年の1月にデビューしたヴィッツ(SCP/NCP型)で、1.0Lの70馬力仕様のDOHC16バルブ 1SZ-FEエンジンモデルだけの設定でした。発売した翌年の日本カーオブザイヤーを同メーカーの『プラッツ』『ファンカーゴ』と共に受賞して話題になりました。
そしてその後、1.3Lの2NZ-FE(80馬力)エンジンモデルや、1.5L 4気筒DOHC16バルブ1NZ-FE型(110ps)モデル、などが追加ラインナップされました。そして2003年1月トヨタのチューンメーカーTRDが手がけた、ターボを搭載した、RS(型式:NCP13-VLMJ(G・H)MV)が登場しました。RSは、150馬力・トルク20.0kgmというコンパクトカーではありえないスペックを搭載したエンジンで、車両随所にスポーツチューンが施されていました。
自動車産業に非常に多くの影響を与えた初代ヴィッツ(SCP/NCP型)は、発売から5年たった2005年に、フルモデルチェンジとなり、2代目 KSP/SCP/NCP9型へと進化しました。
2代目ヴィッツ(SCP/NCP型)は先代ヴィッツと異なるプラットフォームを持ち、ボディサイズも一回り大きくなりました。ボディの変更により衝突安全性が向上し、見た感じも先代モデルに比べて重量感のある外観へと変化しました。エンジンは、1.0L,1.3L,1.5Lの3種設定となり、RSももちろん継続グレードとなりました。
2代目が登場してから、マイナーチェンジや細部の仕様変更などを経て現在へと至ります。ヴィッツは、いわゆるコンパクトカーの代表選手です。女性から走り好きな男性まで幅広い層に支持されていて、買い物からサーキット仕様まで実にさまざまなヴィッツが存在します。今後もコンパクトカーとして、その地位に君臨することは間違いなく、またヴィッツの存在があるからこそコンパクトカーというカテゴリーは産業成長を遂げているといえるでしょう。
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